なぜパイオは流行るのか?

なぜパイオは流行るのか?

なぜパイオは流行るのか?

  

なぜパイオが流行るのか?

こんにちは!
ペットライフクリエイター獣医師MicVet です。
小動物臨床6年,ペットフードメーカなどで約1500件の動物病院を担当,動物病院スタッフ向けに毎日がちょっと楽しくなる情報発信中です。

このブログは参考資料をもとに動物病院で働く楽しさを考察します。

今回参考にした本はこちら
「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ

  

無意識な意思決定に影響するプライム

  

無意識な意思決定に影響するプライム

プライム(専攻刺激)という言葉を初めて聞いたのはペットフードメーカーに勤務していた時でした。

大きな会社でマーケティングを担当していたという新しい上司にこんな質問をしたことがきっかけでした。

  

マーケティングってどんなお仕事なんですか?

世間知らずな質問にも関わらず
これから素晴らしい冒険物語を始めるように目をキラキラさせてこう教えてくれたのです。

  

マーケティングというのは人に行動を起こさせる仕組みを作る事です。
特にビジネスではモノを買うという人の行動をデザインします。

Micさんは買う予定のなかったモノを買ってしまったことがありますか?

  

はい。しょっちゅうです。笑

  

それです。
買うつもりがなかったはずなのに,いつのまにかそれが欲しくなり最終的に買ってしまう。つまりそこで起こった何かがあなたの行動を変えたってことです。

マーケティングとはその何かをデザインする事です。

   

フロリダ効果の実験

   

フロリダ効果と呼ばれる実験

2010年ニューヨーク大学でジョン・バルフ先生が18歳~22際の学生を対象に実験を行いました。

ランダムに用意された4つの単語から短い文章を考えてもらい,その後別の部屋に歩いて移動してもらうという実験です。

Aグループには彼,見つける,それ,すぐに,黄色,といった文章を連想してもらい、

Bグループにはフロリダ,忘れっぽい,はげ,ごましお,シワといった高齢者を連想させる単語を入れました。

この実験の本当の目的は短い文章を作成することではなくこの後,別の部屋に移動する時の歩く速度を測り比較することでした。

  

結果

Aグループよりも 高齢者を連想させる単語で短い文章を作ったBグループの方が明らかに歩く速度が遅くなりました。

この実験が知られるようになったのはその後の調査結果が驚くべきものだったからです。

短文作成に使用した単語の共通点に気がついた学生は一人もいなかったのです。

つまり
バルフ先生は意識して老人を連想させる単語を用意していたにも関わらず,
高齢者を連想させる単語を見た学生たちは無意識に歩く速度を変えたのです。

  

流行るはずのないパイオが「流行る」理由

  

流行るはずのないパイオが「流行る」理由

獣医師が集まる飲み会でこんな話題で盛り上がりました。

子宮に膿がたまる病気(通称:パイオ)の患者さんが1件くると続けてもう1件,また1件と続く事がある。動物から動物に感染る感染症でもないのに不思議だというものでした。

この話を受けて獣医師たちの意見は2つに別れました。

あるある!と共感する獣医師と,そんな経験はないという獣医師。

両方の意見を聞いてた私はあるある!と共感する獣医師にはある特徴があることに気が付きました。

  

その共通点とは獣医師が多い動物病院に勤めていた事です。

プライム(専攻刺激) という概念から考察すると

他の獣医師がパイオの手術をすると
手術のサポートや院内ミーティングなどで病気に関する情報にふれる機会が増えます。その情報が プライム(専攻刺激)として無意識にスタッフの中に残るのです。

その結果,獣医師がパイオを発見しやすくなる。
パイオが「流行る」というストーリーを作ることができるのです。

  

あなたの行動を決めているのは誰?

  

このプライム(専攻刺激)を使ったデザインのことをプライミングと言います。

V字回復をしたことで有名テーマパークやうどん店などでその影響力が話題になっています。

そして,そのプライミングの技術が凝縮されているのがゲームです。

  

あなたの行動を決めているのは誰?

  

誰もが一度はやったことのあるマリオシリーズはなぜおもしろいのか?

ドラクエやテトリスがなぜ徹夜してしまうほどの魅力的なのか?

これらが人を引きつける理由の1つに プライム(専攻刺激)を使った人に行動を起こさせる技術があります。

本を読み終えた後,読書というゲームをクリアしたような清々しい達成感を体験する事ができます。

  

  

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日をお過ごしください。

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