お金で動物看護師のやる気はあがるのか?

お金で動物看護師のやる気はあがるのか?

お金で動物看護師のやる気はあがるのか?

こんにちは動物病院初診専門コンサルタント獣医師MicVetです。
臨床経験を経てペットフードメーカーなどで約1500件の動物病院を見てきた経験から動物病院スタッフに役立つ情報を発信しています。

今回はお金で動物看護師のやる気はあがるのか?とテーマにやる気とお金の関係についてご紹介します。モチベーションが上がらない,スタッフのやる気を引き出したい方必見です。

動物看護師お給料の3つの謎

動物病院の残業と時間外診療

   

参考にした本はこちら

    

10人で500円

10人で500円

これはスタッフさんが新製品の購入を勧めた人数とその報酬です。

ある動物病院では病気予防に役立つ新製品を一人でも多くの飼い主さんにすすめるため院内キャンペーンを行いました。

それは新製品を10人購入するごとにそのスタッフさんにインセンティブ500円を贈呈するというものでした。

結果は撃沈

スタッフのやる気は上がらず,冷蔵庫にはられた「新規購入10人で500円!」という張り紙だけが残りました。

なぜこんなことになってしまうのでしょうか。

   

インセンティブとやる気の実験

インセンティブとやる気の実験

古い実験ですがインセンティブとやる気についてこんな研究があります。
1069年カーネギー・メロン大学で行われた実験です。

学生新聞を編集しているA班とB班,2つの編集班に協力してもらいこんな提案をしました。

A班には良い見出しを考えたら約600円(当時の金額から日本円に例えました)
B班には何も言わず,A班にインセンティブがあることも知らされていません。

A班とB班は週に1回学生新聞を発行しており,A班もB班も実験が始まるまでは見出しを考える作業に約22分かかっていました。

ところが実験が始まるとこの2つの班の作業効率に差が出てきたのです。

インセンティブの提案があったA班の作業時間の平均は22分のまま

インセンティブの提案がなかったB班の作業はただ作業を楽しんでいただけで,最終的には作業効率が上がり作業の平均時間が平均12分まで短縮しました。

  

従業員には楽しく働ける環境を

経営者にはインセンティブ従業員には楽しく働ける環境

実はこの実験には続きがあります。論文によると

インセンティブがなかったB班のメンバーはなんの報酬もなかったにも関わらず。

金銭的になにも利益のない学生新聞の見出しを考えるという会合に参加し続け,作業そのものを楽しみました。

インセンティブの提案をされたA班はというと・・・
実験終了後学生新聞の編集を続ける意欲がなくなり離脱するメンバーが多かったそうです。

これは優秀なセールスの間でよく言われている経験則ですが従業員に製品を使ってもらう場合にはその後どんな楽しいことが起きるかを丁寧に説明する。

これがモチベーションがあがるチョットしたテクニックです。

  

参考書にした本

  

※今回ご紹介したインセンティブとやる気の関係は一時的な特別報酬について考察しています。お給料のなど継続的で一定額の報酬ではない事にご注意してください。

参考にした本はこちらです。
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